ガンプラ0079

Category: 制作方法&ツール紹介 > エアブラシ塗料の綺麗な濃度のお話   Tags: エアブラシ  塗料  希釈  濃度  割合  コンプレッサー  

エアブラシ塗料の綺麗な濃度のお話~ 1:1で吹く理由のお話

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これまで、ブログ内でも何度か私の塗料の割合は1:1くらいですとか、
かなり濃いです、という事をちょこちょこ書いていたのですが
いつも塗料1に対して溶剤1~1.3くらいで希釈しています。

これまでの経験則で、サフ、艶消しトップコートは重いので1:1.5くらいを目安にしています。
多分、2倍の濃度で希釈するという事はあんまりした事がありません、、


もちろん、エアブラシを購入して一番最初の頃は塗料1に対して溶剤3くらいで希釈していました。
それが、どうしてこんなに濃く吹く様に変化していったのかのお話と、
コンプレッサーの変化も併せて記事を書いてみたいと思います



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「MAX渡辺&大越友恵のガンプラ大好き!」 
*2002年ホビージャパンMOOK

私、ガンプラを始めた2010年の頃この本をよーく読んでいました。
MAX渡辺さんとオオゴシトモエさんが、ガンプラ初心者の為に模型の作り方をレクチャーしてくれている本です。

もちろん、最初はニッパーでのパーツの切り離し方や素組み、ガンダムマーカーの使い方、
シールの貼り方などから入っていくのですが、
次に接着してみたり、ヤスリをかけてみたり、ヒケを消してみたりしていくんですね。

そうなると、だんだん「エアブラシで塗装してみよう!」のコーナーに移っていきます。



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・・・ところが、まさかのエアブラシを始める前に塗装ブースを作る展開に。。
「えっ塗装ブースって自分で作るの!?」 *心の声

さすがに、初心者は塗装ブース作ろうとは思わないかなぁ、、、?
この本、「ビギナーの為の模型製作ガイド」と書いてあったのですがなかなかに手強いですね


さてさて、模型を始めて半年間、当初ひたすらタミヤの缶スプレーで塗装をしていた私もですね、
とうとうエアブラシで塗装してみようという気になりまして。

マスターグレードとか塗ってみると缶スプレーが何本あっても足りないので、
これだったらエアブラシ買ってしまった方が安いのでは??と思ったのです。


晴れてエアブラシを購入後、この本の教え通りに塗料:溶剤の割合を1:3にして塗装してみる訳なんですね。



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とにかく、「塗料の濃度は薄くするんだ!」って書いてあるのでその通り薄くしてみるのですが、
まず色が全く乗らない、
乗らないから更に吹き付ける、
角っこのあたりに塗料が水みたいに溜まる
何これ!?ってなる訳でして・・・

よくよく本を読み返し、
「薄い塗料を吹くには、それなりにテクニックがいるけど、時間をかけて薄い塗料を何回も重ねていくと、
格段に仕上がりがきれいになるよ。」

「エアブラシは薄い濃度の塗料を、何度も吹き重ねていくから、ムラなくキレイに仕上がるんだよ。」

「薄い塗料を塗るのには忍耐は必要だね。でも、あくまで美しい塗面のための遠回りなんだから、焦りは禁物だよ。」


というMAXさんからの言葉が書かれてあるので、とにかく薄い塗料を何度も何度も重ねるのか・・・なるほど~
と思いましたが、どういうタイミングで重ねるのかもよくわからなくて、試行錯誤していました。


まず、青で塗るパーツを全部青で1回吹いて、乾くまで待つ。
乾いたらもう1回青を吹く。
また乾いたら青を・・・ って、何度も重ねるってこういう事なのかな?と思いながら
30分くらい放置したりするのですが、その間エアブラシの中に塗料を入れっぱなしなのもどうかと思いまして
1回1回塗料を戻してエアブラシを綺麗にしたりしていた当時の私。

塗装の為に手間ばかりかかって、エアブラシが嫌になりそうでした。
しかも、何回この工程を繰り返せば「ちゃんと発色した状態」になっているのかすら自分ではわからず・・・。
基準がないので、どうなったらちゃんと塗れてるのかがわからないんですよね。

「なるほど、初心者が理解出来ないのはこういうところなのか・・・」って感じです。



それで、次に何をしたのかといいますと
その「薄く何度も重ねる」やり方を一生懸命マスターするわけでもなく、

「ええい、これはやめ!もっと一発でバシッと色が乗る方法はないものか!」
って思ってしまいまして、勝手にどんどん塗料を濃くしていきました。

1:2から、1:1.5から、1:1.3まで、どんどん攻めてみます。
吹いてみると、塗料を見たままの色がバッと乗って、最高に気持ちいい~。
しかも1回ですぐ塗り終わるので、何回も乾燥待ちする必要もなく・・・
これだ!と思いました。


しかしその後、どんどん塗料を濃くしていった事で意外な落とし穴が待っていました・・・
エアブラシから塗料が出てこなくなったのです。



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私が初めて購入したエアブラシは、タミヤのスプレーワークス HGレボでした。
写真手前のものです。
これは、風圧のMAXが0.11MPaというものでした。

「多分風圧が弱いのでエアブラシが詰まるのではないか」と考えたんですよね。
自分の希釈が濃い事はわかっているので、コンプレッサーがもっと強い風圧のものになれば
濃い塗料でもバーッと詰まらずに吹けてしまうのではないかという結論に。


当時、よく通っていた模型店に行きまして、お勧めのコンプレッサーでエア圧が強いものを伺いました。
そこで勧められて、購入したのが先程の写真の奥側、アネスト岩田のIS-800Jというコンプレッサーです。
風圧は0.4MPaなので、格段に強くなりました。


ただその時、店員さんから綺麗な塗膜のお話をして頂いたのですが
「フィニッシャーズとかの高性能な溶剤で塗料を希釈するなら、風圧は0.1MPaとかのコンプレッサーでも大丈夫だけど、」
「クレオスとかガイアの溶剤でやるんだったら、最低でも0.15MPaは出るコンプレッサーを使った方が良いよ。」

(※ピストン押し込み時に0.15MPa以上出ていること)
と言われたんですよね。


そもそも、溶剤に性能の差なんてあるのか・・・?
高い風圧で吹くと何で綺麗になるの?
とかが、当時の自分にはサッパリわからなかったのです。

というか、風圧の部分はいまだにわかっていませんけど・・・

この模型店は、実はプラモデル関係のお仕事をされている方々の経営するお店で
ガンプラの箱の横や、説明書に完成見本が掲載されていますよね、
それを制作していたりする現場兼プラモデル店という変わったお店でした。


フィニッシャーズの溶剤は粒子が細かくて品質が良いんだよ、というお話をされていたのですが
ちょっとしか入っていない上に値段が高いので、結局溶剤は今でもガイアノーツのままなんです、私。
ただ、最近ツールウォッシュだけは値段の高いクアトロポルテのウォッシュシンナーを使うようになったので、
溶剤の方もクアトロポルテの高い溶剤に変えたいのですが、いつ見ても売り切れなのでムキーッってなっています。



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さて、2代目のコンプレッサーだったアネスト岩田のIS-800Jはある日突然電源が入らなくなってしまいまして、
急遽買い替えたTKF002というコンプレッサーを今は使っている訳なんですけれど、
これはMAXの風圧が4.0kgf/c㎡という単位になっています。
ほぼ0.4MPaと同等という事なので、岩田のものとほとんど同じ強さです。


現在私がどのくらいの風圧で塗料を吹いているのかと言いますと、
上のレギュレーターの目盛りで3.2くらいの位置で合わせています。

実際にピストンを押し込むと少し圧は下がりますので、その時に2.8くらいを指す感じになっています。
つまり0.28MPaくらいの強さで塗料を吹いている感じです。


これもですね、実際上の写真では針が2.5辺りを指していますでしょ?
なので吹く時には2.2くらいに下がるのですが、このコンプレッサーを買った当初(2016年)は
このくらいで塗装していたんですよ。つまり0.22MPaくらいの強さです。

だんだん、使っていくうちに
「もっと強くてもいけるんじゃない?」「まだ上の方がいいんじゃない?」
みたいになってしまって、どんどん強風になっていっています、、塗料の希釈濃度の時と一緒ですね

私のこういうところって一体何なんでしょうかね・・・ どこまでいけるか試したい性格なんでしょうか



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実際に私の作品は
塗料:溶剤の比率は1:1~1:1.3くらいで、風圧は0.28MPaくらいで塗装している という感じなのです。

この「1:1.3」というのは、実際にグラムを計ったりしている訳ではなくて感覚的なものなのですが、
例えば塗料の瓶を丸々1本希釈するという時に、瓶の中身を全部撹拌用のタミヤ瓶などに移しまして
空になった塗料の瓶に、希釈用溶剤を一杯まで入れますよね、それをよく振ってからタミヤ瓶に移します。

この状態で「1:1」ですよね。それから、ちょっと溶剤を足してあげる感じです。
なので、感覚的にはそのくらいだろうと思っています。



ここまで書いてきまして、塗料を濃く塗装するというのは何かしらの考えや知識があってやった訳ではなくて
「早く簡単に塗装がしたい」、っていうだけの理由だったのがわかって頂けたでしょうか


単純に私はベタ塗りの作品が多いので、そういう塗装に対してこれが合っていた、という感じです。
もちろん塗装は表現の手段なので、重ねて発色させていく塗り方がフィットする作品もありますので
希釈の濃い塗装を勧めたいわけではなく、ひとつのやり方としてお伝え出来たらなぁ、と思っています


そういえば、「そんなに濃い希釈で塗装しているのにどうして塗膜が薄いのか」という話になる事がよくあるんです。

シャバシャバの塗料で、何回も薄く重ねて発色させていった方が塗膜は薄くならない?という話なのですが
私は例え濃い塗料でも、1回で済んでしまう方が塗膜は薄くなるのでは?と思うのです・・・

「塗料が濃いと、厚ぼったくなるはず」と言われるのですが、
薄く何度も重ねた方が結果的に厚くならないでしょうか?
あくまで私の感覚ではそうなのです



*展示会のお知らせ*

2019年 1月12日:八王子模型展示会「八展」
(東京都八王子市いちょうホール)

2019年 2月16日:立川ガールズモデル展示会「モデラーズアンサンブル」
(東京都立川市RISURUホール)

年明け、2019年はこの2つの展示会に出ますので、
私の作品をご覧になる機会があれば こうやって塗ってるのがこれか~と思って見て頂けたら幸いです。
名刺も新しくしたので、是非話してやってください~

ホビージャパンの作例ばかりになりますが、6点くらい展示する予定です。
ただ、そのうち2点は編集部内で行方不明になっているそうなので、見つからなければ4点になります・・・(笑)


それでは、今回もお付き合い頂きまして有難うございました





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