SDガンダムクロスシルエット/ナイチンゲール(ホビージャパン掲載作品)

SDガンダムクロスシルエット ナイチンゲール完成品です。
月刊ホビージャパン、9月号に掲載されております。

記念すべき第一回ロボットキャラクターコンペ、最優秀賞 roketwoさんのブライガーが表紙です。
本当にものすごくカッコいい作品で惚れ惚れしてしまいますね。
さて、今回のナイチンゲールですがまずは改修箇所から・・・。

肩の中にある3つのバーニアですが、フチが薄くなる様に削って処理しています。
3つが合体してしまっている為、ギリギリここくらいまでしか削れないのですが
それでもやっておくと見栄えが違います。加工には、HiQパーツの面取りビットを使用しています。

バックパックのこの部分ですが、大きく穴の開いた状態になってしまう為
ダクトノズル状のパーツをはめ込んでディテールアップしています。
コトブキヤ ダクトノズルII

特徴的な大型バインダーの裏には、たくさんのバーニアが並んでいるのですが、、
一体成型になっていてメタルバーニアに置き換えたりする事が困難なので、このまま加工して使用します。
バーニア1個1個に指を突っ込んでヤスリがけし、ひたすらフチを薄くしていくのですが
指が入るのは一番上の大きいバーニアだけで、他の6個は入りませんので
紙ヤスリを細く丸めて、押しこみながら磨いて削っていきます。
先日、大阪の展示会で同じくナイチンゲール制作中のすえぞうさんに、ここの加工方法を説明しましたら
「1個やるだけで2時間ドラマ終わるわ!」と突っ込まれました

確かに、かなり長い時間かけて削っていたような気がします・・・

しかもこの部分、メタリックで塗装するつもりだったので目の粗いヤスリで削るのが嫌で、
ひたすら400番のみで仕上げましたので、余計に大変だったような気がします。
180や240で削ってしまえば早いのですが、どうしてもメタリックで塗装すると面が汚くなってしまうんですよね、、
あとは、土台部分のちょうど真ん中あたりに大きな穴が開いているのがわかりますでしょうか?
ここも結構目立ちますので、コトブキヤのダクトノズルを使って塞ぎ、ディテールアップしました。

脚のフレーム部分ですが、肉抜きが目立ちますのでパテで埋めて整形しています。
前と後ろ両方、SDフレームとCSフレームがあるので計8箇所になります。

足の裏はこんな風に大きな肉抜きのままですので、かかと部分はパテを盛って整形、
大きいところはプラ板をカットして塞いでいます。
ちょうどはめ合わせるような足裏パーツでもあれば良かったのですが・・・。
プラ板のカットの仕方ですが、足の裏全面を覆う様なサイズのマスキングテープを貼りまして、
透けて見える肉抜き部分の輪郭をペンで書き込んでいき、マスキングテープを剥がしてプラ板に貼り付けます。
そのままテープごとカットして、あとは足裏に合わせて微調整をしながら綺麗にはまる様に削っていきます。
はまるサイズになったら、肉抜き部分のフチに接着剤を塗り、プラ板をはめ込んで
硬化後に全面をヤスリがけし、綺麗な平らな面にします。

腕のフレームですが、上腕部分に肉抜きがありますのでパテで埋めて整形しています。
ハンドパーツは、HGザク系の手に置き換えています。

メガビームライフルは、細かい肉抜きが多いのでパテで埋めています。
塗装では、ちょっと塗り分けも入れてみました。

頭部の整形です。
2本のツノは先端を延長して、稜線が綺麗に出る様に丁寧に削り込んで、加工しています。
トサカ部分は合わせ目にもなっているので、接着した上でパテを盛り、頂点が鋭角になる様に整形しました。

モノアイ部分ですが、クリアパーツの土台の部分にリング状のメタルパーツを挟み込み、アクセントにしました。
もともとメタルパーツが好きなので昔から色々買い込んでいて、こんなパーツもちょうどあったのですが
もう製造されていないものもたくさんありますので、代替品がなくて困っているパーツも多いです


素組との比較写真を載せてみますね。
↑素組、↓完成後です。


↑素組、↓完成後。


↑素組、↓完成後。

赤なのですが、いつもの赤で塗装しています。
クレオスのGX3ハーマンレッド、レッドFS11136、フィニッシャーズのシルクレッドを全部混ぜて希釈したものです。
割合とかはなく、瓶そのまま3本とも使い切るとこの色になります。
今回はちょっと重みのある赤にしたかったので、グレーサフを吹いた上からこの赤を塗装しています。
綺麗な発色の赤にしたい場合は、白サフにしてからこの赤を塗装しています。

バーニアに関しては、中の部分をゴールドで塗装してからクリアーオレンジを薄くかけています。
そして内側をマスキングしてから、外側をメタリックアイアンで塗装しています。
肩の3連バーニアは、丸いマスキングテープをそのまま貼り付けるだけで終わったのですが
大変なのはバインダーの中にあるやつですよね、、、
ここは凹みの真ん中辺りまで適当な大きさのマスキングテープで覆って、
そこからフチの辺りまではマスキングゾルで、筆で塗ってマスキングしています。


シールドと、胸の部分にあるエンブレムはマスキングで再現しています。
スカートについている音符みたいなマークは、1/144サザビーのデカールから流用しています。

全身に貼ってあるコーションデカールは、ほとんど全部HiQパーツさんの1/144用デカールです。

背中のプロペラントタンクと、リアスカートの中に入っているタンクは一部をグレーで塗り分けました。
なんとなくアクセントになるかなーと思ったのですが、白一色よりは良かった様な気もします。

大型バインダーの裏側と、リアスカートの裏、両脚のアーマーの裏側は濃いグレーで塗り分けてあります。
最初ここをグレーにするつもりは全然なくて、いざ塗装する順番になった時に完成見本を見ようと思いまして
ネットで画像を検索していたところ、このナイチンゲールのパッケージイラストが出て来たんですよね。
実際に店頭に並ぶプラモの箱の絵なのですが、そのイラストではアーマーの裏側がグレーに描かれていて・・・。
もちろん赤一色で塗ってしまった方が楽ですし、塗り分けするのも面倒だな、、、なんて思ってしまったのですが
やっぱりここはイラストに忠実に再現した方が良いかな、と思い直しまして
アーマー裏側の色を変更する事にしました。
ラッカーの赤で塗装した後に、タミヤエナメルのダークシーグレイ、メタリックグレイを混ぜたもので
裏側を塗装し、はみ出した部分はエナメル溶剤で拭き取る方法で塗り分けています。
なんだかんだと、特にホビージャパンに載っている写真なんかを見ますと
塗り分けが結構効果的なんだな~って思いますね。やっておいて良かったと思っています。
それでは、ご覧頂きまして有難うございました

また、8/25発売のホビージャパンにも作例が掲載される予定です。
そして、今現在も別の作例を制作していますので誌面を楽しみにお待ち頂けたら幸いです

どうぞ宜しくお願い致します。
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