今度は塗装にいきます~
今回は使っている道具とおおまかな流れで、次回は色の関係や隠蔽力などをやってみる予定です


まずはこれ、塗装ブースですね。これが無いと始まりません。
ツインファンとシングルファンがありますが、値段が高くてもツインがおすすめですー。
シングルでは吸引力が弱すぎて部屋が汚れます
タミヤエアーブラシシステム No.34 ペインティングブースII (ツインファン)
コンプレッサー&エアブラシです。私はアネスト岩田のIS-800Jというものを使っています。
【HP-ST800-PK】アネスト岩田エアーブラシ・スタンダードキット最高出力が0.4MPaなので、風量が十分でとても使いやすいです。
コンプレッサーに関しては、以前各社の性能比較をした記事がありますのでそちらもどうぞ
>>>アネスト岩田 IS-800J
まず風量の設定ですが、電源を入れた状態では赤いメモリで2~3の間くらいです。(kg/cm2)

エアーを吹くと風圧が下がるので、この状態で何MPa出てるかに合わせます。
大体0.12MPa~0.15MPa(青いメモリ)になるようにしています。
風圧が強い場合、細かい塗装をする時はハンドピースの風量を絞って細く出すようにして調整します。

ゴム手袋と防塵マスク。
塗料、溶剤共毒性が強いので、必ず使いましょう!

では、サフです~
サフは塗料を綺麗に食いつかせるために塗る下地です。
ガイアノーツのサーフェイサーEVOが扱いやすいので、初めての方にもおすすめです

溶剤に使用するのは、フィニッシャーズのピュアシンナー。
黒は、メタリックのシルバー・ゴールドを吹く時の下地に使います。

グレー、白はそれぞれで使うのですが、私は2つを混ぜた混合サフを作って使用していますー。
同じ物を使いたい方がいるかわかりませんが、簡単な分量などを・・・
真ん中にあるクレオスの80ml瓶を使って、35mlまで白、5mlグレーを足します。(これで40ml)
残りはめいっぱい溶剤を入れます。キャップのくびれ部分くらいまで。
正確にはわかりませんが、これで全量95ml程度にはなってるはずなので、丁度良い濃さになります。
サフ1に対して溶剤1.3~1.5くらいが良い案配ですね。
これはあくまで私が制作する感覚での丁度良い分量なので、参考程度にお願いします

ハウツー本では塗料と溶剤は1:3、1:2とか色々ですので、私の分量は結構濃いめ?です。
>>>クレオス SB224 [Mr.スペアボトル・特大 80ml]>>>ガイアノーツ GS-01 サーフェイサーEVO>>>ガイアノーツ GS-02 サーフェイサー エヴォ ホワイト
塗装中にホコリに気付いた場合はすぐにブラシを止め、十分に乾燥させてから1000番~1500番の紙ヤスリで綺麗に取ります。

これがサフを吹いたところです。

上がサフ状態、下が白で塗装した状態です。

塗料です。クレオス、フィニッシャーズ、ガイアカラーのラッカー塗料を使います。
サフとトップコートはフィニッシャーズのピュアシンナーで希釈していますが、通常の塗料はガイアの溶剤を使用しています。
厳密に言えばクレオスの塗料はクレオスの溶剤で希釈した方が良いのですが、そこまではこだわらずに全部ガイアでやっています。
塗料も、ラッカー同士なのでどれを混ぜても使えます。

先程のサフ後、塗装してみた状態です。

塗り分けです。オーディーンMK2の青部分、黒などを塗装したあと、白に戻します。
このまま白の塗料を吹いても、隠蔽力がないのでなかなか白くなりません。
そこで、さっきのサフを使います


サフを吹いて白く戻します。
白サフを使っても良いのですが、単純な白は隠蔽力が低いので厚塗りになってしまう為、少しグレーを加えて隠蔽力を上げています。

さらに白で塗装した状態。
グレーサフそのままで使うと、色が濃いので一発で白くさせるのは難しいですが、混ぜて作ったサフ程度の濃さなら一度吹いただけで白くできます。
塗膜を薄くするためにサフの色を調整しているのですが、色の説明などは次の記事で書きますね

それではー♪
コメント
michi
こんにちは〜m(__)m
制作方法第2弾待ってました〜!
がっつり塗装されているのにツインファンがとても綺麗なのに驚きました!
他にも追加でフィルターとか使われていますか?
私は以前100均のレンジフード用フィルターを貼っていたことがありましたが
すぐに目詰まりしてしまいやめました。なので今はブースに直接吹いています。
も〜中の菱形の枠とかフィルターはすぐぎとぎとに・・・
コンプレッサーの圧のお話とても勉強になりましたよ!
アネスト岩田 IS-800J の記事拝見するまでは0.05MPaとかで吹いていました。
この記事のあとからレギュレータ絞って常圧0.12MPaぐらいで吹いています。
とても調子がいい感じがしています。
次回も楽しみにしております〜m(__)m
2013/05/05 URL 編集
pepe32red
個人的には、マスキングの方法なども見てみたかったですね。
また、できれば部品とエアブラシの距離についても教えていただければ助かります。
それにしても、ここまでアップになっても部品の塗装面の美しいこと。
Mk2の完成も楽しみです。
2013/05/05 URL 編集
urahana3
そうですか~、2年半ほど(?)ずっとこの塗装ブースですが、特に何もしていないんですよ;;
一応、LBXなら4体くらい作った後には分解して洗浄しています。
晴れた日に玄関先で、ホースで水かけながら洗ってますよ~。
中の菱形のフィルターも洗っているだけで、一度も買い替えた事がありません(^_^;)
コンプレッサー、急に0.12MPaとかで吹くと強すぎて難しい感じがしませんか?;;
私も直前までタミヤのHGレボだったので、多分0.05程度の力しかなかったと思うんですよー。
それが、カサレさんで言われてから0.12で吹く様にしてみたのですが、風圧が強すぎて慣れるまで時間掛かりました;;
塗料が流れてしまう感じというか・・・ とにかくコツを掴むまで難しかったです(__)
今は、塗膜が綺麗に仕上がる事が実感できる様になったので、風圧の重要さがわかりましたが(^_^)/
2013/05/06 URL 編集
urahana3
マスキングですか~;;
マスキングの方法、は特にこれというものがないと思っていまして・・・
例えばLBXなら付属のシールをガイドに切り出すと思うんですが、結局はいかに正確に切れるか次第だと思います。
貼った形にしかマスクされない訳ですから、その形をどれだけちゃんと出せるかに尽きると思うんですよね~。
こうなると、もうマスキング作業にセンスは皆無だというか、どれだけ器用か?によるんではないでしょうか;;
塗装の際の距離ですが、、、多分10cm程度離しているんじゃないかな~と思います(^_^;)
細かい、入り組んだ箇所を塗装する時は風圧は変えずに、ハンドピースのノズルを絞って吹きます。
あとは、同じ場所にずっと吹かずに全体的に、細かく動かすようにして吹くのが良いですよ~。
さて、MK2も明日にはup出来ると思います(* ̄∇ ̄)ノ
2013/05/06 URL 編集
カイジ
前回お返事ありがとうございます
まだ届いてないですがなめピタ試しに通販で買っちゃいましたw
なめこフィギュアとても出来がよかったのでまた集めてみるかもです^^/
僕もエヴォ愛用しています
混ぜサフにそんなメリットがあったとは...
やってみます!!
ラインの所はどおやってマスキングテープ切り出したんでしょうか?;;
僕の技術やアイデアではゾルかエナメルに頼るくらいしか思いつきません
僕は難しい所はほとんどゾルに任せてるのですが
綺麗にテープでマスキングしてますね;;
以前紹介していたマスキングコートR買ってみましたが
塗布性等がゾル改と段違いに違い使いやすくてカーモデルでかなり大活躍していています!
2013/05/06 URL 編集
urahana3
な な な Na Na なめこ♪
という事でカイジさんもなめこワールドに染まって頂けそうですね(* ̄∇ ̄)ノ
きっと癒されますよ~
ラインの所?というと肩の溝とか、頭の溝とかの部分でしょうか?
もともとLBXにはシールが付属していると思うのですが、そのシールをガイドにマスキングテープを
切り出しているんですよ~。
シールも完璧にサイズが合ってる訳ではない時もありますが、微調整したりしながら合わせています。
やっぱり、出来るだけテープにした方が、端面が綺麗に仕上がるんですよね・・・
とはいえマスキングゾルも必要なのですが、これは時と場合によりけりでしょうか(^_^;)
曲面、凸面にはゾルの方が断然勝手が良いですね~。
2013/05/07 URL 編集